400号発刊に寄せて 鼎公民館長 林 知先
昭和23年「鼎の新聞」として発刊されて以来、名称・題字等の工夫がされながら70年間続刊され、「公民館報かなえ」が400号になりました。これは、編集に携わってこられた方々の英知と苦労の賜です。
第１号からひもといてみると、その時代時代の出来事や課題を的確に捉え、文章と写真で鼎の歴史が生き生きとまとめられています。特に強い印象は機に適う鼎の課題・公民館活動の在り方等について提起し、住民みんなで深い議論をされていることです。公民館報の本質的役割を担ってきてくださった歴代編集委員の皆様に敬意を表します。
さて、400号発行を機に、より良い公民館報を編集・発行に努めるのが私たちの責任です。
公民館報の使命は二つあります。その一つは、地域の出来事・行事・活動・学び等の様子を伝え歴史的な価値を高めていく記録性。二つは、その時々の課題や問題を掘りお越し、世論喚起をしていく広報性です。この二点をしっかり踏まえて編集していく所存です。
今、鼎地区はリニアがらみで大きな変貌をとげようとしています。
新しい時代を迎える鼎の地域づくりをどう進めるかみんなで知恵を出し合うことが大事です。そのための課題提起や議論を深めるための資料提供に努めるつもりです。